わんちゃんを飼われているおうちの方は、特に夏になると飲水量についてお悩みではありませんか。
- うちの子が全然水を飲んでくれない
- 熱中症にならないか不安
- どうやったら水を飲んでくれますか?
このようなお悩みは頻繁に相談をお受けします。
特に近年は夏が異常な暑さでもあり、毎年夏になると体調を崩すというわんちゃんも多い傾向にありますので心配ですよね。
こちらの記事では動物の各種資格を保有している現役ペットショップ店員が愛犬が水を飲まない時の対処法や、おすすめの飲水方法などを解説しています。
愛犬と飼い主さんの安心のために参考になれば幸いです。
愛犬が水を飲まない理由は?
わんちゃんが水を飲みたがらない理由は様々なものが考えられるのですが、主な理由として以下3つをご紹介します。
- ストレスや病気
- 加齢
- 水分を十分取れている
以下にて詳しく解説します。
ストレスや病気
人間でもそうですが、口の中に病気があったり、体調不良などで水を飲みたがらない場合があります。
また、ストレスで水を飲むことを拒否する子も多くいます。
わんちゃんの体調などを日頃からよく確認しておきましょう。
なんらかのストレスを感じるような環境の変化があった場合は、ストレスを緩和させるためにおもちゃを与えてみたり、おもいっきり甘えさせてあげるなどの対応をとるようにしましょう。
どんな場所でもマイペースにくつろぐ白犬と、ちょっと場所が変わると水飲まないトイレしない神経質な黒犬 pic.twitter.com/jpUmg1ZYrK
— ほっと (@ho58ka) August 11, 2022
ちょっとした事でもわんちゃんにとっては大きなストレスになっている事もあるんだね~
加齢
加齢も大きな原因のひとつです。
あまり激しい運動をしなくなることにより、喉も乾かないといった事が出てくることもあります。
また、老化により感覚も鈍ってきてしまいますので、喉の渇きに本人が気づいていないというケースも考えられます。
シニア犬の場合は本人が気づかないうちに脱水症状になる事もあるから注意が必要だね。
水分を十分取れている
実は水分を十分取れているという事もあり得ます。
ごくごく水を飲むだけでなく、生き物は食事からも水分を補給しています。
ちゅーるや生肉などの水分を多く含むものを与えている場合などはお皿から直接水を飲んでいなくても水分が十分に摂取出来ていることも多々あります。
愛犬の体調と飲水量を日頃からよく観察し、必要に応じて記録を残しておくようにしましょう。
わんちゃんの一日の飲水量の目安は
体重×50~70mlが目安です。
水を飲ませるにはどうしたらいい?
愛犬が水を飲まない時は、状況に応じて様々な方法を試してみましょう。
ちょっと与え方を工夫するだけでも気が変わって飲んでくれたりすることも実は意外と多いです。
続いておすすめの給水方法をご紹介します。
愛犬が水を飲まない時に試してみるべき方法は以下の通りです。
- フードを水でふやかす
- 水の温度を変えてみる
- 給水器などを利用してみる
以下にて詳しく解説します。
フードを水でふやかす
水だけで飲んでくれない時に水分を取らせる方法として一般的に用いられている方法です。
フードが水を吸ってふやけますので、わんちゃんも食事がしやすくなり、水分も一緒に摂取することができます。
ただし、ワンちゃんがフードを食べないまま長時間放置しておくと雑菌などが繁殖しやすくなってしまいますので、気をつけましょう。
おはようございます🐶🐱
— しあわせフード (@shiawasefd) July 10, 2023
しあわせフードです😊
今日の東京は34℃、湿気が多いです💦
甲斐犬かぶちゃんは、ママに鹿肉ウエットフードにお水を入れてもらって水分も一緒に食べています。
水を飲みたがらない🐶🐱さんにとって、とても良い食事法ですね。
皆様も熱中症にお気をつけて、お過ごしください😊 pic.twitter.com/oPpnYy0oXs
水の温度を変えてみる
水の温度も意外に影響します。
本来、わんちゃんに与える水温は20度前後の常温が一番ベストではありますが、気温やわんちゃんの状態によって水温を調節してあげることも大事です。
暑い時には少し冷たい水の方がごくごく飲んでくれる事も多いよ~
逆に寒い時には少しぬるま湯くらいの温度がおススメ!冷たすぎるとお腹を壊しちゃうもんね。
流れるタイプの給水器を利用する
わんちゃんの中には、給水器などを使用し、水に流れや動きをつけることで飲んでくれる子もいます。
もともと流れるような動きがある程度ある方がわんちゃんは好きなようです。
また、給水器を利用すればいつでも新鮮なお水を愛犬に与える事もできるのもおすすめポイントです。
こんな感じで蛇口から直接飲ませたりするのもおすすめだよ~!
どうしても飲んでくれなくて心配は時は、シリンジを使って強制的に飲ませる方法もあるけど。。
わんちゃんが嫌がるようなら無理には飲ませずに病院で相談してみてね。
おススメの給水方法ランキングベスト3
ここからは水をあまり飲まないわんちゃんにおすすめの給水方法ランキングベスト3をご紹介します。
水だけで飲んでくれない子は、お水に味付けをしたりすることで水分補給を促してみましょう。
我々人間でも、水よりお茶が飲みたい、ジュースが飲みたいと感じる時もあると思います。
一度飲み始めたら勢いがついて、そのままガブガブ飲むという子も珍しくないようです。
第3位
ドギーマンハヤシ ペットの牛乳
第3位はペット用の牛乳です。
牛乳を好む子は多く、ごはんにかけて与えてもぱくぱく食べる子も多いです。
どこのペットショップでも比較的手に入りやすく、気軽に試しやすいという理由で第3位となりました。
ぺるこのお母さんのペットショップでもとてもよく売れているんだって!
特にシニアのわんちゃんに人気が高いみたいだよ。
第2位
ペットスエット
第2位のペットスエットはいわゆるポカリスエットのワンちゃん版です。
わんちゃん大好きヨーグルト味で、なおかつペットの体液に近いイオンバランスなので、水分が素早く体にしみわたります。
お散歩後の水分補給に最適です。
第1位
K9ナチュラル グリーントライプ各種
第1位はK9のナチュラルグリーントライプでした!!
草食動物の胃を100%使用しているため、貴重な栄養素がいっぺんにとれることで有名な商品です。
トライプには犬の本能を刺激する独特な味とにおいがあります。
これを飲み水に数粒ほぐして入れるだけで、わんちゃんがかなり水を飲んでくれると大好評!
ぜひ一度お試しください!
この商品もぺるこのお母さんのショップで大人気!!
口コミで広がって、かなりのお客さんが愛用していることがわかったよ。
初めてのお泊りケンボー❤️
— ドッグプラザわんわん (@wanwaneda) June 22, 2016
介護犬のホテルにはK9トライプで水分補給だよね〜(^ ^) pic.twitter.com/qU82a81H7j
まとめ
愛犬が水分を摂らない時は、飲ませ方や飲ませる水の種類を変えてみましょう。
気分で飲んでくれない時や、シニアになり喉の渇きが自分で分からなくなってしまった子などには非常に有効な手段となります。
いろいろ工夫しても飲んでくれない時は、早めに病院に連れていってあげて下さい。
気づかないうちに脱水症状が進行してしまい、手遅れになってしまうこともあります。
まずは、日頃から愛犬の普段の飲水量と、一日に必要な水分の摂取量を把握しておくようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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