ぺルビアンモルモットのお世話の注意点は?毛が長いからこその注意点を現役ペットショップ店員が解説!

Uncategorized
プロフィール
この記事を書いた人

モルモットが大好きなペットショップ店員です。愛玩動物飼養管理士2級取得。犬猫からエキゾチックアニマル、爬虫類まで様々なペットの取り扱い経験を活かし記事を書いています☆

ぺるこのおかあさんをフォローする

数あるモルモットの品種の中でも、毛が長くふわふわで人気を誇るぺルビアンモルモット。

ぺルビアンモルモットなどの長毛モルモットは長い毛が魅力ですが、その反面、毛の管理が非常に難しく、上級者向けのモルモットとして飼育書などでは紹介されています。

ぺルビアンモルモットについては、これから飼育を検討されている方、もしくは飼育中の方から以下のようなご相談をショップにてよく承ります。

  • 毎日のお世話の注意点は?
  • 暑い夏はどのようにお世話すべき?
  • 毛の対策はどのような事をすればいい?

この記事では上記の疑問にモルモットを心から愛する現役ペットショップ店員がズバリお答えします。

筆者はぺルビアンモルモットを多頭飼いしています。
皆様のおうちのモルちゃんに少しでもお役に立てればと思います。

ぺるこ
ぺるこ

ぺルビアンモルモットの一番の注意点はズバリ!ブラッシングだよ!!

毎日のお世話の注意点は?

ぺルビアンモルモットを飼育する上での、毎日のお世話の注意点は主に以下の2つです。

  • こまめなブラッシング
  • 床材の交換をこまめに行う

それぞれ以下で詳しく説明します。

こまめなブラッシング

ぺるこちゃんが教えてくれたようにぺルビアンに限らず、毛の長いモルモットはブラッシングがとても大事です。

ブラッシングには不要な毛を取り除く他、もつれとり、飼い主とのコミュニケーションなど様々なメリットがあります。

ぺルビアンモルモットは愛玩用として作り出された種類のため、毛質も様々で細い毛の子もいれば、そうでない子もいます。
そのため毛の抜け具合にも多少の個体差がありますが、毎日のブラッシングで不要な毛を取り除く事は何よりも大事です。

床材の交換をこまめに行う

長毛モルモットは毛が長いため、お尻が汚れがちです。毛が長いと暑い時期はお尻周辺が不衛生になり、また床に毛が接地したまま歩きまわると、毛に排泄物がついてにおいの原因にもなります。
床材はこまめに交換してください。

また、毛が短毛の子に比べると抜けがちでもあります。床に毛が落ちたままだと牧草などと一緒に食べてしまい、毛球症などの原因にもなってしまいます。

夏は特にこまめに交換してね!!

わらび
わらび

暑い夏はどのようにお世話すべき?

22度前後での管理が望ましいモルモット。夏場は特に気を配ってあげないと非常に病気になりやすいです。
特にぺルビアンモルモットは毛が長いため、他のモルモットより更に暑さ対策を徹底する必要があります。

ぺルビアンモルモットの夏のお世話のポイントは主に以下の2つです。

  • エアコンで温度管理を徹底する
  • 必ず室温、湿度計をモルモットのいる高さに設置する

それぞれ以下にて詳しく説明します。

エアコンで温度管理を徹底する

室温管理はエアコンで行うのが原則です。扇風機は人間同様、長時間風が当たり続けるのはモルモットにもよくありません。
モルモットに適した気温は22度前後です。
夏はエアコンで空調管理をしないとすぐ体調を崩しますので、特に気を使いましょう。

また、いつもよりお水もたくさん飲みます。小動物用のウオーターボトルはそこまで大きくないので、水切れにも注意が必要です。

室温計、湿度計をモルモットの高さに設置

毛が長いぺルビアンモルモットはその子の毛質にもよりますが、湿度にも大変弱いので、必ずモルモットがいる高さに温湿度計を設置して下さい。
家の中でも場所や高さによってかなり温度変化があるからです。

毛質が束になっているような子などは、中に湿気がたまりやすいため、同じぺルビアンでも特に気をす使う必要があります。

こんな感じで小動物用の冷え冷えシートやアルミプレートなどを敷いてあげるのもいいですね!

毛の対策はどのような事をすればよい?

ぺルビアンモルモットを飼育する上で一番の悩みが毛の対策ではないでしょうか。
不要な毛はこまめに取り除かないと、小屋も汚れますし、モルモットにとってもよくありません。

毛の対策方法を一緒に確認していきましょう。

こまめなブラッシング

ブラッシングは嫌がる子も多いのですが、こまめなブラッシングが一番の対策になります。
お店で販売しているスリッカーブラシなどは毛質によってはあまりとれなかったり、モルモットが嫌がるケースも多々あります。
飼い主さんの手ぐしで取り除いてあげるのもおすすめです。
うちの子がお世話になっている病院の先生は、手ぐしが一番いいとの事でした。

その方がモルモットとのコミュニケーションになっていいかもしれませんね。

食器や床材に落ちている毛をこまめにとる

毛が長いぺルビアンモルモットはどうしてもイングリッシュモルモットなどと比較すると毛が抜けやすく、なおかつ一本一本の毛が長いため、エサと一緒に食べてしまうと短毛の子の2倍程度毛も食べていることになります。

食器の中や、床材などに毛が入っていると、一緒に食べてしまう確率が高くなってしまうので、こまめに掃除をして取り除いてあげましょう。

ぺるこ
ぺるこ

異物を食べてしまうと、お腹にたまってしまい、あらゆる病気の原因になるよ!

実はぺるこちゃんはこれで何回も体調を崩してるんだ。わらびも気をつけよっと。

わらび
わらび

食物 繊維を十分摂らせる

毛を誤って食べてしまうなどして、お腹にたまってしまうとだんだんと元気がなくなり、ごはんも食べないようになってしまいます。
この時、モルちゃんはお腹の痛みに耐えていることが多いようです。

腸の動きを活性化させるためにも食物繊維をたくさん摂らせるようにして下さい。
基本的には一番刈りのチモシーがベストです。

固めのチモシーがあまり好きではない子はやわらかタイプ等でも食べないよりはましです。
ペレットの量の何十倍も牧草をたべさせるようにしましょう。

ぺるこ
ぺるこ

ちなみに固いチモシーが苦手で、牧草もあまり食べないぺるこはシルキーソフトを愛用してます!


穂先はあまり入ってないけど、三番刈りなのにそれなりに固いチモシーも入っていて、牧草の食べが悪い子にはおすすめだよ。わらびも大好き★

わらび
わらび

まとめ

ぺルビアンモルモットはふわふわで、とてもかわいいモルモットですが、その管理はかなり大変でこまめなお世話や気遣いが必要です。

夏には特に体調を崩しがちですので、必ず飼い主さんが空調管理を徹底してください。
世界中のモルちゃんたちが幸せに暮らせますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました