みなさんはモルモットというとどんなイメージがあるでしょうか?
一般的なイメージは、だいたい以下を連想する方が多いと思われます。
- 動物園のふれあいコーナーにいる
- ハムスターとの違いがわからない
- 実験動物のイメージ
- モルカー
このイメージ、どれも間違ってはいないのですが、モルモット好きからすると、ちょっと残念な感じがします。
モルモットの最大のチャームポイントである可愛らしさや、人懐っこさが世間に認知されていない気がするからです。
そこで、こちらの記事ではどれだけモルモットがかわいい動物か!を皆さんにご紹介します。
残念ながら、ペットとしてはちょっと地味な存在であるモルモットですが、その魅力が伝わるように祈らずにはいられません。
モルモットの魅力とは?
モルモットの最大の魅力は、その人懐っこさにあると言っても過言ではありません。
モルモットは仲間で暮らす生き物なので、コミュニケーション能力にも長けており、人間とも仲良く暮らしていける、最高のペットなのです。
大きさもペットとしては程よく、さまざまな鳴き声や表現で、私たちを笑顔にさせてくれます。
もちろんぺるこも飼い主と仲良しだよ!特にぺるこは飼い主べったりタイプなので、とっても甘えんぼなんだ!
わらびはおやつに目がないタイプ。怖がりさんだけどおやつをもらう時はいつもひざの上に乗っておねだりするよ。
飼い主の後をトコトコとついて来たり、かわいい声でおやつをねだったり、構ってほしい時は飼い主の体に乗ってきたりと、犬や猫と変わらない位のコミュニケーションをとることができます。
モルモットはとてもよく人間になついてくれる生き物なのです。
短い手足のフォルムの可愛らしさも魅力
モルモットはどっしりとした体にかわいらしい短い手足がついています。
地面に座っているシーンが多いので、あまり手足をじっくり見たことがある人は意外と少ないかもしれません。
モルモットとよく間違われるハムスターや、同じ仲間であるチンチラなどは、割と二本足で立ったり座っていることも多いですが、モルモットはそれがほとんど出来ません。(つかまって立つことは可能)
意外に?横に長いフォルムと、その体の割に短い手足はモルモット独特のフォルムであり、これが彼らの魅力のひとつでもあります。
少しだけ見えているぺるこの手もかわいいでしょ。
トイレを覚える子もいる
ペットを飼う時にトイレを覚えることができるかどうかを気にされる方も多いと思いますが、モルモットの中にもトイレを覚える子もいます。
モルモットはトイレを覚えないと書かれている本なども多いと思いますが、うちのわらびはトイレは決まった場所でしかしません。
教えたわけでもないのですが、外で遊んでいてもトイレしたくなると部屋に戻してほしいと飼い主に訴えてきます。
ただ、その子の性格によるところが大きく、たまにそういう子もいるというのが正しいかもしれません。
わらびは実はきれい好きなの。
ちょっとした芸を覚える子もいるし、モルモットって意外とかしこいのよ。
ぺるこは飼い主の合図でひざの上に乗ることができます!
なぜ実験動物と言われるのか?
モルモットを語る上で避けては通れない実験動物というイメージ。このイメージはどこから広まったのでしょうか?
モルモットにとっては大変不名誉なこのイメージは以下の2点によるところが大きいと言われています。
- 人間同様、ビタミンCを体内で生成できないため
- 人なっこく扱いやすい動物であったため
それぞれ以下にて解説します。
人間同様、ビタミンCを体内で生成できない
モルモットも人間も、必須ビタミンの1つであるビタミンCを体内で生成できないという共通点があります。
体内で生成できないビタミンCは、必ず食事から摂らなければならず、このような共通点から実験動物として多くのモルモットが利用されたという背景があります。
人なつっこく扱いやすい動物であったため
ふれあいコーナーに必ずいる動物の代表でもあるモルモットは比較的温厚は性格をしており、人にもよくなつくため、扱いやすかったようです。
その可愛らしい性格が仇となり、たくさんのモルモットが犠牲になってしまいました。
動物を実験に利用することにはさまざまな意見がありますが、同じ動物として出来るだけ苦痛を味わうことのないよう、一匹でも多くのモルモットが幸せに生きていくことを切に願います。
わたしたちをどうか雑に扱わないでください。人を信頼して一生懸命生きてます。
ハムスターとの違いって?
モルモット好きとしては許されない、この質問(笑)。モルモットとハムスターは全く違う生き物で、見た目にも一目瞭然なのですが、やはりモルモットの認知度の低さゆえ、どうしてもハムスターと混同してしまう方もいらっしゃるようです。
モルモットとハムスターの大きな違いは以下の通りです。
- そもそも大きさが全く違う
- 食生活が違う
- 普段の姿も違う
順番に解説します。
そもそも大きさが違う
ハムスターと間違われることが多いモルモットですが、大きさの違いは一目瞭然!
画像の奥の小さいのが、ハムスター、手前がモルモットです。
ご覧いただいているようにモルモットの方がハムスターよりはるかに大きく、モルモットは写真のジャンガリアンハムスターの7~8倍の大きさです。
個人的には全く似ていないと思うのですが・・皆さんいかがでしょうか?
食生活が違う
食生活も全く違うハムスターとモルモット。
ハムスターは雑食性なので、比較的なんでも食べますが、モルモットは羊や牛などと同様に草食性ですので、基本となる主食は草です。
一般的には、ハムスターもモルモットも同じネズミのようなイメージがありますが、人間とオランウータン以上の違いがあるのです。
普段の姿も違う
モルモットはカピバラやチンチラ、デグーの仲間だよ。
ハムスターは写真のように、両手でごはんを持ち、食べることができます。
また、上記の写真のように座ったりすることもできます。いつも4本の手足が地面についていなくともある程度の生活はできるようになっています。
一方、モルモットは常に4本の手足を使って移動します。手足は短いので、ものをつかんだりすることはできません。
つかまるものがあれば、後ろ足2本で立てなくはありませんが、普段、このような行動はしません。
モルモットは基本的に手足が地面に接地している状態で生活しているのです。
ハムスターとは全く違う生き物だということをわかっていただけたかな?
まとめ
人間にも非常によく慣れ、相棒としてとてもかわいい姿を見せてくれるモルモット。
基本的に憶病な性格ではありますが、とても温厚な生き物なので、人間に対して攻撃をしてくることもほぼありません。
くりくりの瞳でおやつをねだったり、一緒に遊ぼうと近づいてきてくれるかわいい姿は、モルモットのイメージを一新させてくれるはずです。